休職から退職、カウンセラーのすすめ。

こんにちは。

 

今日は私が会社を休職したのち退職した方法をお伝えしたいと思います。

私は10ヶ月ほど休職したのち、そのまま退職しました。

 

実は休職期間中、私は会社の保健師さんとしか連絡をとっていませんでした。

たまにWEBで面談をし、その時の体調や今後のことについて話したりしていました。

私は休職してすぐは、「早く会社に戻らなければ」と日々思いながら過ごしていたのですが、しばらくたつにつれ、復職する自信もなくなってきました。

さらに、休職という期間を使って自分の人生と向き合い、人生には色々な選択肢があるのではないかと思うようになり、だんだんと今の会社を辞める方向で考えるようになりました。

 

私は、仕事を辞めようと考え始めた時点で保健師さんにお伝えしたのですが、「急いで決めることでもないからゆっくりしながらもう少し考えてみたら」と言われ、そのまま休職期間を延ばすことにしました。

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もちろん、今いる会社に復職するメリットはありました。

まず第一に仕事に就けているということ。

割と大きな規模の会社だったので、安定しているという点ではとても安心材料でしたし、仕事があるということはお給料が入ってきて、生活ができる、というのも大きなメリットでした。

それと同時に、休職している今辞めなければ今後いつ辞められるかわからない、という気持ちもありました。

だんだんと自分が会社に、日本社会に縛られているように感じてしまい、このまま会社に属していたら自分の人生が仕事だけになってしまうような気がしたのです。

会社員であるということと、日本の社会のシステムに生き苦しさを感じていました。

もっと広い世界で自由に生きてみたい、そう強く思うようになりました。

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そうして、辞めることを決意しました。

自分の中では決意したものの、どうやって言い出そうかと考えると夜眠れなくなったり、常に心がざわざわしている感覚でした。

たまたまそのタイミングで、保健師さんの方からWEB面談のお話があり、そこで気持ちが変わっていないかどうか聞いてくれたので、幸いなことに再び自分から切り出すということはなく済みました。

その後、所属長とさらに上の上司と電話か面談をしてもらうことになる・私物を会社にとりにきてもらうことになる、などと説明を受けました。

説明を受けた時は、はいと答えることしかできませんでしたが、面談終了後から数日間はずっとまた夜も眠れず、心がざわざわし落ち込む日々が続きました。

 

そんな中、二週間に一度行っているカウンセリングの日がやってきました。

そこで私はカウンセラーさんに、保健師さんとWEB面談で話したこと、その後自分がどれだけ体調が悪くなってしまったのかを話しました。

すると、「それ全部保健師さんに話してごらん」と言われました。

面談後に思ったこと、体調がどのように悪くなったのか、今後のステップを踏むにあたるこちらの希望など、すべてお伝えした方が良いと言われました。

お伝えした上で、こちらの希望が叶わないことももちろんあると思うけど、何も言わずに受け身で待っているより、言うべきこと、やれることをやった方が気持ち的にもすっきりするのでは、というお話をして頂きました。

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そうして私はカウンセラーさんと共に、保健師さんに送る文面を自分の言葉で、なるべく丁寧に伝わるように考えました。

そして、カウンセリングが終わった後にそのメールを送ったのです。

今後のステップを踏むにあたるこちらの希望というのは、例えば、電話ならできる・会社の外でならなんとか会って話せる・会社に置いてある私物は郵送で送ってもらえないか・できるだけ書面で済ませられないか、などといったことでした。

 

とてもありがたいことに、保健師さんも優しい方で私の状況を理解してくださり、なんとか私の希望通りに進められるよう話してみる、と言ってくださり、結果的に私の希望は全て通りました。

その後、人事の方とは退職手続きの件でメールや書面でのやり取りが少し発生しましたが、退職届も書面で提出し、電話も面談もすることなく退職をすることができました。

 

これは、カウンセラーさんに相談しなければ絶対にできなかったことです。

もしカウンセラーさんに相談していなかったら、きっと言われるがまま、自分の心身に鞭を打ちながら面談をしたり、会社に私物をとりに行ったりしていたと思います。

カウンセラーさんと、私の状況を理解してくれた保健師さん、会社の関係者の方々には感謝してもしきれません。

 

もちろん、マナーとしてはあまり良くないだろうなと今でも思います。

しかし、自分の健康を守るためにできることをやったのだと思うようにしていますし、今後も何かあった時、自分を守る選択肢があるのだということを学ぶことができました。

その後、せめてもの気持ちとして、退職後に郵送でお手紙と菓子折りを贈りました。

長くなりましたが、こうして私は休職したのち、退職に至りました。

 

いかがでしたでしょうか。

現在休職中の方や、会社を辞めたいと思っている方など、少しでもどなたかの参考になれば幸いです。